奈良県商工会連合会 ヘッダ陰

ベンチマークとは


これからの時代の経営視点

 今日のように経営環境の変化が激しい時代において、"勘"と"経験"と"度胸"に頼った経営は通用せず、情報力が経営を左右する時代である。

経営にとって欠くことができない情報には大きく3つある。

 1. 経営活動の結果を表す内部の情報・データ
 2. 経営に影響を与える外部環境の情報・データ
 3. 競争やベンチマーク組織の情報・データ

このうち、ベンチマーキングとは極めて実務的な改善手法で改善・改革を進めるのに有効な方法といわれている。


ベンチマークの定義

「ベンチマーキング」についてはいろいろな定義があり、実践方法も多様である。一般的にベンチマーキングとは、「業界を超えて世界で最も優れた方法あるいはプロセスを実行している組織から、その実践方法(プラクティス)を学び、自社に適した形で導入して大きな改善に結びつけるための一連の活動」と定義される。

※プラクティスとは・・・最も効果的、効率的な実践の方法。または最優良の事例。


ベンチマーキングの意義

1.競争上の優位性をすばやく確立できる
多くの企業は、非常に厳しい競争環境に置かれている。
こうした環境で競争上の優位性を確保するには、常に競合や世界のベスト企業に目を向け、そのやり方を学び即座に改善していくことが不可欠になっている。


2.既成概念を打ち破る考え方ができる
ベンチマーキングは業界を超えて世界のベストのやり方を学ぼうとするものであり、これまで思いもよらなかったやり方を知る最適な方法である。業界の通念では、そんなことできるはずはないと考えられていることも、実際に類似のプロセスで全く違ったやり方をしているのを見ると、既成概念を打ち破ることができる。


3.比較分析により、自社のプロセスを冷静に見ることができる
競合やベストプラクティスのプロセスと自社のプロセスを実際に比較してみると、何がどう違っているかが明確になる。それによって自分が本当に一番優れているかどうかが明らかになる。

(参考文献:「日本経営品質賞とは何か」社会経済生産性本部)


ベンチマーキングの種類

1.対象による区分
内部ベンチマーキング 企業内組織あるいはグループ組織内で、似通った性質の業務を比較分析し、優れたやり方を導入するベンチマーキング。
(ベンチマーキングのスタートポイント)
競合(Competitive)ベンチマーキング 直接競合する組織におけるベスト・プラクティスと比較分析するベンチマーキング。
業界内部のみのベンチマーキングでは、真のベスト・プラクティスを発掘できないかも知れないので、次の機能ベンチマーキングや一般プロセス・ベンチマーキングが必要になることが多い。
機能ベンチマーキング  比較対象となる機能を有する、自組織の業界以外の組織と比較分析するベンチマーキング。業務プロセスは、業界を越えて同様の性質を持つものが多く、ゼロックスがLLビーンをベンチマーキングして成功したように、革新的なアイデアをえることも可能になる。
一般プロセス(General Process)・ベンチマーキング 単なる機能を越えて、業務プロセスに焦点を絞り革新的な模範プロセスを持つ他の組織(業界内外を共に含む)と比較分析するベンチマーキング。

2.焦点の当て方による区分
戦略ベンチマーキング 戦略的な競争上の強み、弱みに集中して、製品・サービス、顧客サポート、目標設定などについて比較・分析するベンチマーキング。このベンチマーキングは、組織にトレンドを俯瞰できる視点を与える。例えば、技術進化の方向性、業界トレンド、競合に対する製品・サービスの導入などである。
事業・業務執行ベンチマーキング 顧客要求に対応するために、内部のワーク・プロセス(業務執行方法)を改善する目的で実施するベンチマーキング。

(参考文献:「ビジネス・プロセス・ベンチマーキング」ロバート・C・キャンプ(高梨智弘・監訳)(1996))


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